SNSやブログが一般的になってきた今、お店やお家の料理をアップしている人も多いですよね。スマホの「料理モード」を利用するのも良いですが、5つのテクニックを押さえるだけで写真の見栄えが良くなること間違いなし。誰でも簡単に実践できて、今からすぐ取り入れられるちょっとしたコツをご紹介します。

1.撮影時は何よりも明るさを大切に

写真で大切なのは被写体の状態と、明るさです。撮ろうと思ったものをきれいに整えたら、なるべく明るい場所を選んで撮影するようにしましょう。通常、人物を撮る時に逆行は顔が暗くなってしまうので禁物ですが、料理の場合は陰影が上手に出るので大丈夫です。iPhoneは暗い部分をタッチすると自動で明るさを調整してくれるので便利ですよね。自然光を取り入れるのがベストですが手動でも設定しやすく、アプリなどで調整してもOKです。

2.アングルは真上・中央ではなく余白を活かす

何となく料理の中央にピントを当て、画面の真ん中に置いて撮影したくなりますが、これでは味気ない写真になってしまいます。料理を撮るときはあえて端に寄せたり反対側に余白を作ってみたりしましょう。撮影する時の角度は上から斜め45度ぐらいがベスト。スマホは広い範囲を撮影するレンズになっていることが多いので、主役の料理になるべく近付いて撮るとグッと迫力が出てきます。また、あえて画面からはみ出るように撮ることで、ボリューム感を演出できるのも覚えておいてください。

3.写真の中に余計な物を写り込ませない

被写体を良く写すことに集中してしまうと、意外と周りの写り込みに気付きにくいものです。ちょっとした汚れや不自然な傾き、テーブルや壁の模様といった不自然な物があると見る人の気が散ってしまいます。お皿やマット、ちょっとした小物にも気をつかってみると、さらにおしゃれ度がアップしますね。また、タバスコなど市販の調味グッズも白けてしまうので入らないようにしてください。逆に、お箸やスプーンなどの食器は一緒に撮ることでリアリティや臨場感が生まれます。

4.きれいに見える構図を意識してみる

人の視線は左から右に流れるようになっているので、この左から右の動きを取り入れてみると自然です。また、お皿や料理が複数ある時は、対角線に並べること。そして食器同士は極力近付けることでムダな余白や違和感を作らずに撮影できます。画面の縦横を3つに分けて、それぞれの交点に対象を配置する「三分割法」もマスターすると良いでしょう。スマホの設定で「グリッド表示」ができるなら、ぜひ利用してみまてください。余白や構図を上手に使うと、その人の個性やセンスの良さを演出できます。

5.画像加工のアプリを使う

スマホの画像調整機能や、画像加工のアプリも見逃せません。明るさやカラー、コントラストなどを簡単に設定できます。カラーの調整は、食欲をそそる赤や黄色といった暖色系を意識するのが効果的。コントラストは背景に適度なぼかしを入れる効果。立体感を持たせることができ、主役の存在感をより際立たせてくれます。また、写り込んでしまったちょっとしたゴミなどをきれいに消せるのもうれしですよね。どれもやりすぎると違和感が出てしまうので、自然な仕上がりになるように気を付けてください。

撮った写真をみんなにシェアしよう!

どれも手軽に実践できて、効果抜群のものばかり。たくさん撮ってたくさん調整するのが上達の秘訣です。そしてSNSにアップして、人から評価されるのも大切。良いと思った写真は積極的にシェアして、料理写真を楽しみましょう!