素敵な写真が撮れたから、ワクワクして家のプリンターで印刷したら、さほどキレイじゃなかった。パソコンやカメラのモニター画面ではキレイだったのに…。こんな風に、せっかく撮影がうまくいったのに、プリントでがっかりした経験はありませんか。これではカメラの楽しみも半減ですね。でも、用紙の選び方やプリンターの設定のコツを知れば、それらの問題も一気に解消できます。

さあ、春です。お花見はもちろん、年度替わりの歓迎会など様々なイベントが目白押しのシーズン到来。人が集まるお花見などのイベントや、つぼみから開花まで様々な表情を見せる桜の美しさ、絶好の被写体ですね。
用紙とプリンターの使い方のコツを知れば、友人や仲間の生き生きした表情も、光の加減で変わってしまう桜の色・陰影・美しさも、自分のこだわった色彩を活かしながらプリントすることが可能です。たくさん素敵な写真がプリントできたら、自宅でミニギャラリーを開催するのも楽しいでしょう。
この機会に、カメラの楽しみを倍増するプリントのコツを身につけておきましょう!

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写真専用用紙を使うこと!
純正用紙からスタートしよう

写真をプリントする場合、写真専用の用紙を使うのが基本です。用紙の種類は大きくわけて3種類。光沢紙、半光沢紙、マット紙の3つです。

ツヤのある光沢紙は、にじみが少なく発色が鮮やかです。透明感のある表現が得意なので、たとえば、早朝の澄んだ空気感や、色鮮やかな風景などに合うでしょう。人物の肌色を艶やかにみせてくれる効果も。黒が引き締まった印象になるので、色彩のメリハリを効かせたいときも光沢紙は向いています。

半光沢紙は、光沢紙よりも表面の光の反射が抑えられているので、落ち着いた印象に仕上がります。光が映り込みにくい特長があるので、被写体にかかわらず写真展などでよく使われているようです。

そして、マット紙。つや消しのコーティングをされているため、発色の鮮やかさには欠けますが、色が沈み気味にプリントされるので、深みのある色合いに仕上がります。また、表面にあたる光が乱反射するため、被写体そのものが立体的に見えるという特徴をもっています。

また、用紙の白さも選ぶときのポイントです。青みがかった白の用紙は、コントラストが強くシャープに。黄味がかった白の用紙は、柔らかくあたたかい印象になります。
同じ被写体を撮影しても、プリントの用紙を変えるだけで、異なる印象をつくりあげることもできます。たとえば、「色の鮮やかな花を撮影したから、必ず色が鮮やかに出る光沢紙でプリントする」と決めつけてしまわず、いろんな用紙でプリントして、その違いを楽しんでみるのもプリントの醍醐味です。

写真専用用紙は、各プリンターの製造元が出している純正用紙と、用紙メーカーが出しているものがあります。メーカーの純正用紙の場合、そのプリンターのインクの性質や噴き出し方などの構造にあったものを用意しているので、まずプリントで失敗するというケースは少ないでしょう。
ただし、用紙は各メーカーによって鮮やかさや色彩などに特徴があります。画材用紙や和紙などを写真専用用紙として、様々な風合いの用紙を出しているメーカーも。用紙によって、同じ撮影データでも印象はずいぶん変わるので、好みが非常に分かれるところ。まずは純正用紙からスタートして、いろいろ試してみるのがおすすめです。

また、雑誌やポストカード、誰かにいただいた写真などで、あなたが素敵だなと思った写真があれば、量販店等で用紙を購入する際に店頭に持参して、そのイメージにあう用紙はどれかきいてみるのもいいでしょう。写真の色合いや風合いは、個人の好みでわかれるところ。正解はひとつではありません。これは!という、あなた自身のお気に入りを見つけられるよう、いろいろトライすることをおすすめします。その過程も、ぜひ楽しんでください。

印刷用紙の種類

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自動補正が便利。でも陰影や色彩に
こだわりのある時はオフにして

さて、印刷設定のコツ。基本はプリンターの印刷設定の「用紙の種類」を、今から使おうとしている用紙にあわせればOKです。純正用紙の場合は、用紙の包装紙などに印刷設定の説明が書かれているものが大半。用紙メーカーの場合も、主要メーカーのプリンターについては適正な印刷設定の説明が書かれていることもあるので、まずはそうした説明にある適正設定からはじめましょう。

プリンターの「自動補正」も、実はとっても便利。オンにしておけば、自動で明るさや鮮やかさを補正してくれます。ただし、あえて陰影を生かして撮影したり、あたたかみのある黄味がかった色に撮影しても、「暗すぎる」とか「色バランスが偏っている」と感知して、勝手に明るく補正されてしまい、思った通りにプリントできないこともあります。

そんな場合は、自動設定をオフにするだけで自分のイメージ通りにプリントされることもあります。光や色にこだわった写真は、単純に自動設定をオフにする、これだけで仕上がりに変化がでることがあるので、一度試してみましょう。

モノクロ写真を楽しむなら
カラーで撮影して白黒設定でプリント!

色鮮やかな被写体をいかに撮影するかもカメラの醍醐味ですが、モノクロの哀愁や美しさもカメラの奥深い楽しみのひとつ。デジカメはフィルムと違って、モノクロもカラーもカンタンに切り替えて撮影できるので、モノクロ写真に凝っている人も多いでしょう。

モノクロの場合は、モニターで見るのと、プリント後のイメージの違いが大きいのが特徴。グレーっぽくプリントされたり、黒が青みがかったり、プリントでその美しさが大きく左右されます。いかに締まりのある黒をプリントできるか。カラーよりも、印刷設定と用紙選びは重要かもしれません。

でも、ご心配なく!そんなに難しくありません。印刷設定時に必ず「白黒」を選ぶこと。そしてモノクロ用の写真専用用紙を選ぶことがポイントです。モノクロ用の写真専用用紙は、白と黒のコントラストがはっきりと出るように調整されているものや、白と黒の間の色がなめらかに表現できるよう調整されているものなど、モノクロ写真に適した発色になるので、モノクロ写真の美しさが際立ちます。カラーと同様に紙の種類によって印象が大きく変わるので、いろいろと試してみるのがおすすめです。

そして、裏ワザ的なポイントをひとつ。実は、モノクロでプリントする場合もカラーで撮影するとキレイにプリントできます。なぜなら、カラーで撮影すれば画像データの情報量が多くなるので、微妙な濃度差を美しく表現することができるからです。カラーのデータを、プリンターの設定で白黒印刷を選んでプリントする。意外に味わいの深い仕上がりになりますよ。たとえば、これからシーズンの桜をモノクロでプリントすれば、その儚さがいっそう際立つかもしれませんね。ぜひ、試してみてください!

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プリンターは写真印刷がメインなら、
5色以上のインクジェットタイプを

プリンターには、レーザープリンターとインクジェットプリンターの2種類があります。レーザーは書類などオフィス用、インクジェットは写真向きです。インクジェットの場合は、インクは5色以上のものがおすすめ。インクの基本は4色、マゼンダ、イエロー、シアン、ブラックですが、インクの色が増えることで微妙な色彩の表現が可能になるからです。

また、インクジェットは和紙などいろんな風合の用紙に印刷できることもメリット。インクジェットは構造上、用紙の表面に接触せずに印刷できるので、用紙の持つ風合いや質感を生かすことができます。メーカーがさまざまな風合いの写真専用用紙を準備できるのも、こうした理由からです。

プリンターのインクには、顔料インクと染料インクの2タイプがあります。用紙への染み込み方が異なり、一般的には染料インクの方が発色もよく写真向きと言われています。しかし最近では、それぞれのインクに対応する用紙も増えているので、今お使いのプリンターが顔料インクタイプなら、顔料インクに対応している用紙を選ぶとキレイにプリントできるでしょう。

さて、いかがしょう。ご紹介した写真プリントのコツを活かして、撮影した写真をカラーはもちろん、モノクロプリントしても面白いかも。ぜひ、いろいろチャレンジしてみてください。

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