成長する子どもたちの姿は、“毎日がシャッターチャンス”と言ってもいいほど、かわいらしいシーンの連続です。「今まで撮ったことがないくらいの枚数を毎日撮影しちゃう」というママも多いと思いますが、デジカメ写真とともにぜひ残しておきたいのが「動画」です。

声や仕草、ママの声に応える視線……。写真では捉えきれない「動きや音のある瞬間」は、かけがえのない思い出になります。最近ではスマートフォンでカンタンに動画を残せるので、「写真よりも動画を撮ることが多い」というママもいるかもしれませんね。

自分では「いい瞬間は欠かさず撮っている」と思っていても、子育ての時期は心身共に“いっぱいいっぱい”……。あとで思い返して「撮っておけば良かった!」と後悔した経験がある方もいるのでは?事前に知っておけばよい動画撮影ができて準備も万全にできます。

今回は、先輩ママたちが「撮っておけば良かった!」と思う瞬間を集めた、とっておきのシーンを逃さないためのアドバイスをお届けします。

【出産から1歳くらいまで】
“初めて”がいっぱいの時期に
「動画で残したい3つのシーン」

いよいよ出産間近という頃は、ビデオカメラを準備して、「一瞬でも見逃さずに残しておこう」という時期かもしれません。ママの大きいお腹や、お腹の中で動く赤ちゃんの様子を動画に収めた、という方もいるかもしれません。

そんな“撮影頻度”が高い時期ですが、意外な盲点や、素敵な動画の撮り方を先輩ママが教えてくれましたよ!

シーン1
「赤ちゃんに会いに来た両親や友人の”初めて出会った”瞬間を動画で!」
(ママ歴10年のDさん)

「赤ちゃんに会いに来た両親や友人の”初めて出会った”瞬間を動画で!」

「出産直後の病室に、親しい人たちが赤ちゃんを見に来てくれた時に、みんなが初めて子どもに対面している様子を動画で撮影したのです。」

「生まれたての赤ちゃんへの言葉や、両親の嬉しそうな顔が映っていて。その時は自分自身に余裕がなったけれど、動画で見返すと本当にみんな幸せそうで、ついつい何度も見てしまいます。」

シーン2
「ずっと一緒にいる時期だからこそ、自分も子どもも一緒に映そう」
(ママ歴3年のOさん)

「ずっと一緒にいる時期だからこそ、自分も子どもも一緒に映そう」

「子どもが小さいときは、家に自分と子どもの2人だけのときが多かったので、暇さえあれば子どもの写真や動画を撮っていたのですが、私と一緒に映っているものが意外に少ないなって気づいたのです。それからは意識して二人が映っている動画を撮るようにしていました。」

「なかなか自分と子どもがちゃんと映るように撮るのって難しいのですが、今ならスマホで画面をみながら撮るのも簡単ですし、ごはんを食べさせているところとか、抱っこして遊んでいるところなど、日常のシーンを動画で残しておくのは良いと思います。将来子どもが大きくなってから、一緒に動画を見返して“お互い成長したね”なんて言いあえたら素敵ですよね!」

シーン3
「動画を毎日、妊娠ダイアリー代わりに撮りためていました」
(ママ歴5年のIさん)

「ちょっと変かもしれないですが、毎日日記をつける代わりに、動画で日々のあれこれを記録していました。今日は初めてお腹を蹴ったとか、健診で2800gもあったとか。お腹の子供に話しかけているつもりでしゃべっていると、出産を控えてブルーになっている気持ちもちょっとはましになる気がして、心強かったです。今でも見返すとあの時の気持ちや、子供とはじめて対面した時の感動を思い出します。それを思うといい記念になりました。」

【ママたちの撮影ヒント①】

自分と子ども、2人の動画をスマホでちゃんと撮るには?

日々のスナップ的な動画はスマホで撮ることも多いですよね。Oさんのように「自撮り」を駆使して2ショット動画を撮ろうとすると、腕をいっぱいに伸ばして……という、やや不自然な体勢で撮ることに。


自撮り棒を活用するのもよいのですが、ミルクをあげたり抱っこしたりする時にも自然に撮影できるよう、スマホを立てた状態で固定できるホルダーを使うと便利。自撮り用のホルダーも千円台で手に入るので、活用してみては?

【2歳〜3歳くらいまで】
どんどん新しいことができる時期に
「動画で残したい3つのシーン」

“いちばんかわいいとき”とも言われる、2〜3歳。日々新しいことに挑戦し、みるみる遊びが上達し、言葉も達者になってくる時期です。

動き回る子どものいきいきとした姿を収めるには、ビデオカメラやスマホでの動画撮影がまさにうってつけ。先輩ママたちのアドバイスはどんなものでしょうか?

シーン4
「たどたどしくて、かわいい、『言葉間違い』をたくさん撮っておくべき!」
(ママ歴5年のFさん)

「たどたどしくて、かわいい、『言葉間違い』をたくさん撮っておくべき!」

「ウチは、ミッキーマウスのことをなぜか『ぼっかいしゃん』と、謎の名前で呼んでいましたね(笑) 話し始めたばかりの子どもって、意味のわからない言葉を使うのですけど、それがまたすごくかわいいじゃないですか! いくつか動画で残っているのもあるのですが、その時期、ずっとビデオを回しておけばよかったなぁ〜って思いますね」

シーン5
「もう一度見たい!クリスマスの朝、プレゼントを開けて目を輝かせる瞬間!」
(ママ歴3年のAさん)

「もう一度見たい!クリスマスの朝、プレゼントを開けて目を輝かせる瞬間!」

「ウチの場合は、初めてクリスマスプレゼントを“ちゃんと自覚”したのは3歳だったと思います。プレゼントを開ける嬉しそうな顔は今でも忘れられないのですが、あの瞬間を動画で残しておけばよかったなって思いました。イブの夜も絵になりますが、翌朝もビデオの用意をお忘れなく!」

シーン6
「自分だけの世界で遊び続ける姿を、遠くからこっそり撮影」
(ママ歴10年のDさん)

「だんだん一人遊びもできるようになる時期で、ひとりの世界で”お買い物ごっこ”だったり”保育園ごっこ”なんかをしていたのですよね。私が近くに行くとひとりの世界を邪魔してしまうので、遠くからズームで撮っていました。こういうときは、スマホよりもズームができるビデオカメラが大活躍です!」

【ママたちの撮影ヒント②】

キレイに撮れなくても、声も大切な思い出です!

動画と写真の決定的な違いは、「音が記録される」こと。例えピントがうまく合っていなくても、かわいらしい声はしっかり残っています。スマホはビデオカメラほどマイクの性能が良くないので、声をしっかり記録するためには、子どもの顔の近くにスマホを持っていくのがベターです。

【幼稚園・保育園の卒園くらいまで】
幼児から「子ども」に変わる時期に
「動画で残したい3つのシーン」

保育園や幼稚園に通い始めると、さまざまな行事でビデオカメラやスマホ動画が大活躍。でも、「ビデオカメラはイベントの時だけ」というように、普段は動画をあまり撮らなくなってしまう方もいらっしゃるようです。

定番のイベント以外でも、動画で残しておきたいシーンはいっぱい。スマホの動画撮影なら、スナップ感覚で日常の姿も手軽に残しておくことができますよ。

シーン7
「子どもの『見て見て!』は撮影の合図。完璧にできないからこそ、かわいらしい」
(ママ歴8年のKさん)

「子どもの『見て見て!』は撮影の合図。完璧にできないからこそ、かわいらしい」

「保育園でお友達の影響を受けて、いろんなことを覚えて来ますよね。お友達がやっていることを、自分もできるようになると、『見て見て!』と、嬉しそうに見せてくれます。そういうシーンを動画でたくさん残しておくと、絶対にいい思い出になると思います! 実はまだちゃんとできなかったりするのですが、それが逆にかわいいですよね」

シーン8
「お迎えに行って、ママのところに走ってきてくれる動画を、ずっと撮っています」
(ママ歴4年のMさん)

「お迎えに行って、ママのところに走ってきてくれる動画を、ずっと撮っています」

「私が今撮っているのは、『保育園のお迎えに行った時の動画』です。嬉しそうに走ってきてくれる娘の姿は、今見返しても心温まるものですが、この先、娘が大きくなったときに見たら、絶対に感動できると思うのです。成長記録にもなりますし、オススメですよ」

シーン9
「敬老の日のプレゼントは、作っている様子を撮っておくと、素敵なプレゼントになりますよ」
(ママ歴8年のHさん)

「敬老の日や、おじいちゃん・おばあちゃんのお誕生日に、子どもが簡単なプレゼントを作るのですが、作っている様子もビデオに撮っておきます。プレゼントそのものも喜んでもらえますが、一生懸命作る様子を見せると、両親も本当に嬉しそうにしてくれるので。おじいちゃんまで、いつもウルウルしていますね(笑)」

【ママたちの撮影ヒント③】

子どもにカメラを持たせて撮るのもおもしろい!

4歳くらいになれば、手先もだいぶ器用になってきて、カメラなどを持つこともできるようになります。カメラを落とさないように注意しておけば、子どもにカメラを持たせて、子どもが「撮りたい」と思うものを自由に撮らせてあげるのも素敵です。


私たちには真似できない、斬新な視線でおもしろい動画が撮れるかもしれませんよ。

各年代別の残したいシーンまとめと撮影のコツ

ここまで先輩ママたちのオススメシーンを紹介しましたが、各年代別で振り返ってみましょう。

【出産から1歳くらいまで】“初めて”がいっぱいの時期

  • 赤ちゃんに会いに来た両親や友人の”初めて出会った”瞬間を動画で!
  • ずっと一緒にいる時期だからこそ、自分も子どもも一緒に映そう
  • 動画を毎日、妊娠ダイアリー代わりに撮りためていました

初めての○○といったように初めて尽くしなので各種イベントはもちろんのこと、成長過程の変化を漏らさず動画に撮影してあげたいですね。この期間は体形的な成長が著しいので、出産後の赤ちゃんの瞳の色や動きが出てくる過程、寝返りや腹ばい移動やハイハイ歩き等々、魅力的なシーンは尽きません。
また気付きにくいことですが、赤ちゃん中心なので赤ちゃんのみを撮っているということが多いのは当然ですが、将来自分や子どもと一緒に動画を見るときに、当時はこんな感じだったと振り返れるようその場にいる皆の表情やリアクションを撮影しておくことも思い出となるのでオススメです。

【2歳〜3歳くらいまで】どんどん新しいことができる時期

  • たどたどしくて、かわいい、『言葉間違い』をたくさん撮っておくべき!
  • もう一度見たい!クリスマスの朝、プレゼントを開けて目を輝かせる瞬間!
  • 自分だけの世界で遊び続ける姿を、遠くからこっそり撮影

この時期になると自分の意思が出てきていて、一人で色々なことが出来始めるでしょう。新たに出来るようになったことが上手にできるか過程を押さえてあげることと、まだまだ幼さが残るカワイイ姿を逃さず撮ってほしいです。

【幼稚園・保育園の卒園くらいまで】幼児から「子ども」に変わる時期

  • 子どもの『見て見て!』は撮影の合図。完璧にできないからこそ、かわいらしい
  • お迎えに行って、ママのところに走ってきてくれる動画を、ずっと撮っています
  • 敬老の日のプレゼントは、作っている様子を撮っておくと、素敵なプレゼントになりますよ

子ども自身が自分の好みについて、触れてくる時期です。家族以外にも同年代の子どもたちともやり取りをする機会が増えるため、子どもが誰かと何かをするといったようなシチュエーションを押さえて撮影すると、面白いでしょう。

思い出いっぱいの動画は“容量もいっぱい”
スマホを替えても安全に保存しておく方法は?

先輩ママたちのアドバイス、いかがだったでしょうか? 動画を撮影すべきシーンは、思ったよりもたくさんあるようです。スマホ動画を駆使する場面も増えてきそうですが、心配なのはスマホの空き容量ではないでしょうか? 動画データは、写真データに比べて大容量なため、スマホ容量を圧迫します。スマホの容量が小さいと、特に心配ですよね。

オススメなのは、撮影動画を安全な場所に保管して、スマホの容量をセーブすること。それができれば、容量16GBくらいのスマホでも、気にせず動画を撮ることができます。

「マイポケット」なら、スマホの動画を自動でインターネット上の安全なスペースに保管。面倒な作業は必要ありません。

写真や動画をスマホから削除しても、インターネット上に安全に保管されているので、万一スマホが故障した時にも安心です。

子どもたちとの大切な瞬間は、逃してしまうと二度と撮れないものばかりです。だからこそ、大切な思い出がつまった動画は、いつまでも安心・安全に保管しておきたいですね。