保育園・幼稚園から日々持って帰ってくる、さまざまな“作品”たち。塗り絵に、お絵かき、折り紙、お遊戯会のお面、季節の工作などなど……。かけがえのない宝物ではあるけれど、壊れやすくてかさばるので、収納に困っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、スマホの写真・動画を使って、“作品”とともに素敵な思い出を賢く残すテクニックをご紹介していきます。

【写真編 〜写真の撮り方・スキャナの活用〜】
きれいな写真で“作品”を残しておくために

①明るい場所で、できるだけ真上から“ゆがみなく”撮る

作品が台形に写っている画像

少しでも斜めから撮ると、このように作品自体が「台形」に写ってしまいます。あとでプリントするときのためにも、しっかり「真四角」に撮っておきたいものです。

作品に影が写っている画像

撮影時間が確保しやすいのは夜ですが、室内の照明は思ったよりも暗いものです。しかも、照明の色はさまざま。実際の“作品”の色が、照明の色でわかりにくくなってしまうことも。また、照明の真下で撮ると、スマホの影が写って台無しに!

昼間の窓際で、真上から撮影した画像

おすすめは、昼間の窓際。直射日光が当たらないような場所がベターです。作品を床に置いて立ち、できるだけ真上から撮りましょう。その際、少しズームして撮ると、レンズのゆがみが抑えられます。晴天だと、若干青みがかって写る場合があるので、ホワイトバランス(WB)が調整できるスマホの場合は、「晴天」を選ぶと青っぽく写るのを軽減できます。

②立体物は色々な角度から複数枚撮る!

子どもが作った作品の画像

かさばる立体物は、保管しておくのが難しいものの筆頭。前後左右、見る角度によって表情も違うので、いろいろな角度からグルッと撮影しておきましょう。こだわりのポイントをアップで撮影しておくと、作った時に頑張ったことをあとで思い出すことができるかも!?

こだわって作ったポイントを撮影した画像

③A4以内なら、スキャナもおすすめ

スキャナーで作品をスキャンしている画像

スキャナや複合機をお持ちなら、平面的な作品はスキャンしてしまうのも手軽。最近のWi-Fi機能内蔵モデルは、スマホアプリと連携して、直接スマホに画像を取り込むことができるので、データ化もスムーズです。(以下の例は「Epson iPrint」アプリ)

Epson iPrintの操作画面

【動画編 〜動き・音を記録できる素晴らしさ〜】
ぜひ動画で記録しておきたいシーン

スマホで作品を「残す」なら、ぜひ記録しておきたいのが音や動き。子どもの声や表情、動きなどは、その時にしか記録できないかけがえのないものです。

①子どもの“作品解説”を入れるのも面白い!

子どもが自分の描いた絵について説明している動画の画像

絵や工作は、写真で残すだけでなく、「本人による説明」付きの動画として残しておくのも素敵です。一方的な説明である必要もなく、パパ・ママとの会話でもいいですね。

②園のイベント練習や、テレビを真似て踊る姿などは動画で!

子どもがテレビを真似て踊る姿の動画の画像

動画が何より素晴らしいのは、声を同時に残せること。成長とともに少しずつ変わっていく声を、できるだけ頻繁に残しておくと、あとで見返したときの感動も深まります。

③ピアノ教室の練習風景なども素敵

ピアノ教室の練習風景の動画の画像

ピアノなどの習い事は、家で練習する機会も多いでしょう。一生懸命鍵盤に向かう姿は、絶好の録画ポイント。たどたどしいピアノの音色も、何年後かに見たら“涙モノ”間違いなし!

●POINT “撮って残す”を習慣に!

記事をご覧になって「今週末やらなきゃ!」という気持ちになった方もいるかもしれませんが、理想的なのは「日々少しずつ残しておく」こと。子どもが何かを作ったら、「その場で撮る」習慣にすれば、その写真や動画自体が、日々の成長記録になりますよ。

撮りすぎたらマイポケットに保存!

作品を残すうえで、動画は特におすすめですが、撮りすぎてしまうとスマホの容量を圧迫することも。マイポケットを活用して撮影データをこまめにアップロードすれば、スマホの容量セーブになるだけでなく、データのバックアップにもなります。
撮影した写真・動画は、お誕生会や親戚でのイベントなどでスライドショーとして上映会をすると、喜ばれること間違いなし! マイポケットのフォトストーリー機能を使用すれば、簡単にスライドショーを楽しむことができる上、保存したデータをさまざまな端末で表示できるのもうれしいですね。